2021.12.07 特集
初詣でいただいてきたお神札、皆さんはどこに飾っていらっしゃいますか?
神様からのお札だからおろそかにはできませんよね。でもお札の正面がその年の恵方に向くように貼るべしとする神社もあれば、南に向けなさいという神社もある。神棚があるお家なら迷わずそこに置けば良いのでしょうが、最近は神棚のない家だって少なくない。
そこで
「どうしたら神様に失礼なくお神札を飾れるか」
以上をご紹介します。
古来より日本には八百万の神がいると言われていますが、神棚を家に設ける歴史は意外に浅く江戸時代末期。伊勢へのおかげ参りの流行がきっかけだったそうです。伊勢参りができない人が、天から降った???神札を家の中で祀るために生まれたのが神棚です。
では神棚が家にない場合はどうしたらいいのでしょう。
神様は穢れを嫌います。家の中で最も清浄な場所に神札は貼ってください。具体的には、玄関やドアの上など人が頻繁に出入りする場所や、トイレや浴室と壁を隔てて面している場所も避けます。
大人目線より高い、家族が集まりやすい場所を探してください。
そして注意して欲しいのが、人が上を通らない場所であること。マンション住まいだったり、戸建てでも1階にしか適した場所が見つからない場合には、「雲」「天」「空」と書いた紙や、空の絵や写真を、その天井に貼ればいいとされています。
また神札の正面は、神社からのご指南がなければ南か東を向くようにするのが一般的です。神棚がなくてもタンスの上を清潔にして、そこに祀ったり、上記の条件が備わった場所に奉書や半紙などを当てて、その上に神札を貼ってお祀りしても大丈夫です。
神棚とは「家の中にあるミニチュア神社」です。どんなに小さくても「神社」ですから、そこは神様が鎮座される場所。毎日神社へ詣でるのは大変ですが、家にある神社なら毎日お参りできるわけですから自然と神様とのご縁が深まります。つまり家の中に神棚を設けると、身近に「最強のパワースポット」ができるわけです。
13日も過ぎ年神さまをお迎えする準備をするこの時期に、神棚を新しくしたり、新たに設けるてみてはいかがでしょうか。
心を込めて神棚を手作りするのもご利益がありそうですし、最近は住宅のインテリアにマッチした神棚やお神札立ても登場していますので、少しご紹介させていただきます。
■↓掛ける神棚三社 (kamidananosato)
社の趣を残しながらもすっきりとした簡易神棚。同梱されて釘6本をコインで押し込むだけで石膏ボードの壁にも取り付けられます。前面はアクリル板になっているので神札が落ちたり汚れたりする心配がありません。
■↓神札立 筋斗雲(sizuka.jp)
天然木の優しい木目。空に浮かぶ雲のような札立てです。軽く、石膏ボード壁付け専用金具が付属していますので、ハンマーで簡単に取り付けられます。薄い神札の場合は工夫が必要です。
■↓神札ホルダーRIN(山崎実業)
とにかくシンプル。装飾のないすっきりとしたデザインで、お神札や破魔矢などを飾れます。ただし付属の木ネジ2本で固定するタイプですので下地が必要です。
■↓天然木の貼る神棚(Kamisama To Ouchi)
お紙札の表書きインテリにどうもとお考えの方におすすめしたい神棚です。封筒のようなお札入れに神札を納めて封印し、専用の貼って剥がせる壁貼り材で、自由な場所に貼ることができます。神社建築に使われるひのきと和紙、不織布でできています。
■↓お神札受け-kamiki-(山田木管工業所)
お神札を壁にピンで刺して止めるわけにはいかないし、テーブや糊で止めるのもちょっとお考えの方におすすめです。お神札を固定するのは東濃ひのきでできた押木。その裏には磁石が埋め込まれていますので、画鋲をさせるところならどこにでも押木を固定でき、お神札をシンプルに飾ることができます。
■神棚「GIRIDO 」置き型(woodpecker)
神殿造りの神棚は我が家のインテリアに合わないが、身近な最強のパワースポットと考えるなら簡易的なお神札立てではどうも・・・という方におすすめしたい神棚です。
扉の開閉時に、神社本殿の御扉の伝統技法と同じ仕組みによって「ギギギイ」という木の軋む音が鳴り響き、神聖な気持ちでお参りできます。素材は木曽ひのき。本格的でありながら現代の住環境やライフスタイルに調和する洗練されたデザインの神棚です。
■神棚「GIRIDO 」壁掛け型 (woodpecker)
洗練され、神聖な面持ちを持つデザインが特徴のGIRIDOの壁掛け型。こちらは裏に磁石が埋め込まれているため、画鋲2つで容易に何処へでも取り付けが可能です。重さ0.3gと軽量で、背面にお神札を挟み込むタイプです。素材は木曽ひのきです。
なお、壁掛け型の扉は固定式で開きません。
最後に
お神札に巻かれている薄い紙。これは上巻紙といい、神棚へお祀りされるまで汚れることのないようにと施されたものです。扉やカバーのある神棚の場合はこの薄紙を取り外してお祀りしてください。
前面のカバーや扉のないデザインの神棚や、簡易的な神札立てなどの場合は、薄紙をつけたままでも構わないそうです。
本来ですと、新しくされた神棚にはお清めのお祓いが必要になります。新しく家を建てられた場合や、人生の節目に神棚を新しくする場合には、神社にお祓いを一緒にお願いするといいですね。
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