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「たなばた」のお話

2020.06.25 日々のこと

西洋では乳をこぼした跡とも言われる天の川。街の夜空ではなかなか見ることができませんが、子供の頃にロマンチックな七夕の星物語を聞いて、五色の短冊に願い事を書いた経験のある方は多いのではないでしょうか。

私がまだ小さかった頃、田舎の祖母の庭からも天の川が見えたものです。天の川を挟んで、こと座のベガ織り姫の星、わし座のアルタイが彦星の星。今まで働き者だった織り姫と彦星ですが、結婚した二人は遊んでばかりいるようになってしまい神様の怒りに触れてしまいます。しかし天の川で離ればなれにされて泣き続ける二人を見て神様は「心を入れ替えて以前のように真面目働いたら一年に一度だけ天の川を渡って会ってよい」と約束してくれました。その日を七夕と呼ぶんだよと・・・祖母が教えてくれました。

お天気が悪いと川を渡れないと信じていた私は、前日に七夕飾りと一緒にてるてる坊主を軒下に飾りました。大人になって知ったのですが、雨が降り川を船で渡れないときは鵲(カササギ)の橋を渡って二人は会うので心配ないとか。(笑)

日本古来の年中行事である「棚機(たなばた)」と、中国から伝わった「乞巧奠(きこうでん)」が融合した七夕(しちせき)と呼ばれる宮中行事が、織り姫と彦星の物語として民間に伝わったという七夕(たなばた)行事。残念なことに今年はまだ大勢集まってのお祭り騒ぎは差し控えなければいけませんが、七夕飾りの意味を調べてみたり、お子さんと手作りの七夕飾りを楽しんでみたり、ご夫婦や恋人と「別るるや夢一筋の天の川」の一句とともにロマンチックな夜を過ごしてみたりしてはいかがでしょうか。

tsunaguの江南店でも、梅雨のこの時期わざわざご来店いただいたお客様に少しでも楽しんでいただきたいと「七夕 夕涼みの会」を計画しております。

詳しくは後ほど夕涼みの会のBLOGで>>>

ところで、江南店のtsunaguの看板の下にアガパンサスという名の植物が植わっています。

数日前までは葉っぱだけだったはずなのに今朝見ると長く茎が伸びて上にふっくらとした蕾が……。その凛とした立ち姿の美しさに思わず見とれてしまいました。

どんな色の花が咲くのか???? 今からとても楽しみです。咲きましたらまたご報告いたしますね。

tsunagu konan

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