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真鍮のお手入れ

2024.01.28 お手入れ方法

アンティークのような控えめな光り方が魅力の真鍮。真鍮とは銅と亜鉛を混ぜ合わせた合金で、身近なところでいうと「5円玉」です。

アクセサリーや家具・建材などにも使用されることが多い金属です。腐食しにくい一方で、使えば使うほど表面が酸化し独特の味わいが出てくる。使う人や場所に馴染んでいく素敵な素材ですね。

tsunaguの店に並ぶ「FUTAGAMI」の真鍮製品も、特に人の手が頻繁に触れる部分はいい具合にアンティーク感(経年変化)が増していきます。

真鍮の経年変化というのは、皮脂や空気に触れることで酸化し黒ずんだり、水に濡れることで「緑青(ろくしょう)」と呼ばれる青錆びが広がること。

この真鍮ならではの経年変化を楽しんでいただきたいところなのですが…あまりに黒ずんだり、青錆が出るのはどうも・・・😥と真鍮をお求めになるのをためらっている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご心配なく! (^ ^)

ちょっとしたお手入れで、新品同様にもお好みの状態へも戻すことができます。

まずは普段のお手入れ

・身につけたり、手に取る機会が多いものは、使用後には乾いた布やティッシュで乾拭きして下さい。
・汗や汚れが付いた場合は石鹸で洗った後しっかりと水分を拭きとります。
・出来るだけ空気に触れない様に保管する事で真鍮の経年変化はゆっくりになります。

経年変化が気になる場合

まずはビニール手袋と拭き上げ用のウエス(柔らかい布)を数枚ご用意ください。

そして新品同様にしたいのか、経年変化(アンティーク感)をどの程度残したいのかによって、お手入れの方法は違ってきます。

◆お酢

真鍮以外の部分がない小さなものでしたらお酢がおすすめです。常温の原液のお酢に浸し、黒ずみが取れたのを確認できたら水でしっかりと洗い流します。その後、柔らかいタオルなどで水分をしっかりと拭き取ってください。その後磨き用のウエスで磨き上げます。

お酢に浸す時間はお好みで。ただし長時間お酢に漬けてしまうと赤みがかってしまう恐れがありますので、状態を確認ながら浸す時間を調整してください。

◆磨きクロス

真鍮・銅・アルミ等の汚れを落とす磨きクロスです。100円ショップでも手軽に買えます。緑青やしつこい黒ずみを落とすには強く押し付けるように擦らないといけないので、少し時間と根気が必要ですが、クロス1枚で磨けるので便利です。

ただし頑固なくすみの除去までは難しく、またあまり磨きすぎるとマットな質感がなくなり光沢が出てきてしまうのでご注意ください。

◆歯磨き粉

ピカール液などと比べると研磨力が弱いので、経年変化の質感を残しながら磨けます。歯磨き粉は清浄剤である「顆粒」入りのものを選んでください。適量をウエスにとって磨いていきます。

ひとしきり磨き終えたら、仕上げにきれいなウエスで水拭きをしてから乾拭きをします。

◆液状金属磨き(ピカール液)

ピカール液を、ウエスにとって磨いていきます。ピカール液の成分には灯油が含まれているので、換気をしつつ保護手袋もしておいたほうが安心です。仕上げは新しいウエスで拭きあげます。

軽く磨いただけで黒ずみが取れるので気持ちが良いのですが、かなりピカピカツルツルになってしまいますので、艶消し加工のものはご注意ください。

◆工業用研磨パッド

新品の状態に戻したいのであれば「研磨パッド」がおすすめです。研磨パッドとは、スポンジ状になった紙ヤスリのようなものです。ホームセンターやAmazonで購入できます。

番手(目の粗さ)は#320相当。#320相当の粗さで真鍮を磨くことで、表面に「ヘアライン」という髪の毛ぐらいの細い線が入り、艶が消えてマットな質感に変化します。

意外に簡単に手に入るものでお手入れできそうだと思われたのではないでしょうか。

お酢を使って若干のアンティーク感を残すのもよし、ピカールでピカピカにするのもよし。磨きクロスで気軽にお手入れするのもよし、工業用研磨パッドで雰囲気まで変えてしまうのも楽しいですよね。


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