2014.08.10 日々のこと
私はずっとパンが好きで、美味しいパンに出会うと
嬉しくなります。
少し前になりますが、
岡山にある『パン屋タルマーリー』のパンを
食べてみたくて、お取り寄せしました。
どうやって知ったのかは覚えていないのですが、
多分食いしん坊の鼻がクンクンと効いたのだと思います。笑
丁度、冬の時期でクリスマス前にシュトーレンの代わりにと、
『フルーツナッツハーモニー』というナッツやドライフルーツがぎっしりと詰まった
パンと酵母のスコーンを送って頂きました。
もうそれはそれは食べた事がないくらいの柔らかな甘みとやさしい味わいと。
美味しかったな〜〜。
それから数ヶ月、ずっとタルマーリーのご主人が書かれた本、
『 田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』を読んでみたくて
心に留めていたのですが、
全く内容を知らなかった私は、なんとも衝撃的な題名にビビり気味で(笑)
でもやっぱり読みたくて、近所の図書館に行ったら
あるではありませんか〜〜!
という事で読みました。
個人的な感想ですが、今の時代にとっても大切な事がぎゅぎゅっと詰まっていて
私も東京に20年住み、仕事をひたすらやってきた身としては
なんだかとってもリアルに考えさせられました。
そして、今の私のスタイルをもっと信じていいのだとも感じました。
東京からこちらに偶然移り住んだ私としては(正確には生まれ故郷に戻ってきた)
ここに書かれている内容がしっくり来るのは
決まっていた事のようにも感じました。
内容は全く堅苦しくなくて、
あっという間に読めてしまい、読み終えるのがもったいないくらいでした。
ご主人の生い立ちや仕事への向き合い方、
パン屋への思い、その中でこれから大切に考えていきたい事、
『小商い』という言葉が最近よく聞かれるようになったキーワード。
私のまわりを見渡してみればそんな商いをしている仲間がいっぱいで
見習いたいし、リスペクトしています。
出会うべくして出会う人たち。
まわりのそんな素敵な仲間の話はいつも本当に楽しいものです。
そしてまたタルマーリーさんのパン、食べたいです。
そう言えば、松本に移住した頃にであった本、
「奇跡のリンゴ」に並ぶ、大好きな本となりました。
どこか通づる2冊です。
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