10/21(土)からtsunagu江南店でスタートした「天使の椅子」の展示・受注会。
今回は、構造エンジニア出身の家具デザイナー野木村さんの工房「すまうと」から、『木の持つ力と人間工学を融合した美しい椅子たち』が届いています。
「ソファ」だと聞いた木目の美しいラウンジチェアには、ふかふかしたクッションらしきものが見当たらず、内心「硬いそうだな〜、ソファーじゃないよ」と思いながら座ってみてびっくり!
お尻から背中をしっかりと、しかもソフトに受け止めてくれる座り心地の良さと、ゆったりとした寛ぎ感はまさに感激もの。確かにおしゃる通り「木のソファ」でした。
フレームは桜材の蜜蝋仕上げ。色合いも表面の滑らかさも天然素材ならではの心地よさがあります。
背もたれの部分はアオダモの木バネ。その姿は日本や北欧の住宅ととても相性が良さそうです。
アオダモは、その樹形の美しさを活かし庭木などの植栽にもよく使わる樹木ですが、実は数ある木材の中でも硬く丈夫。しかも粘性と弾力性に富むという特性から、バッドなどの材料としても使われてきた木材です。
背の部分に使われている2cm幅ほどの木バネは、なんと1本で約60kgの荷重に耐えられる設計。上半身の動きに合わせて気持ちよく背中を支えてくれます。さらに一般的なソファークッションよりもへたりにくく、万一折れたり曲がってしまってもその部分だけ取り替えることができます。
今回tsunagu江南店に展示してあるのは一人掛けタイプのみですが、オットマンや二人掛け、三人掛けのオーダーもできますので、ぜひ一度座り心地をお試しください。
次にご紹介したいのは、座禅をしている時の美しい姿勢を目指して作られた『Bone 』。tsunagu江南店に常設展示している『天使の椅子』の親分格の椅子です。
両脇の肘掛けに手をついて深く座ってみてくだい。両肩が気持ちよく開き、座面と背もたれが自然とニュートラルでリラックスできるベストな姿勢に導いてくれることに気づくはず。
座面板パーツの形状と角度が、腿を圧迫することなく骨盤をサポートし、長時間座っていても、背中が丸まって崩れた不健康な姿勢になるのを防いでくれます。この素晴らし効果は自分に合う椅子のサイズを選ぶことではじめて発揮します。
今回はサイズの違う S / M / L のBone chairを展示しています。ぜひ正しいチェアフィッティングで、健康に座るための一脚を見つけてみてください。
日本人の暮らしの中で椅子は多目的使われることが多いということから、2WAYでの使用を考えたニッポン人のための椅子をご紹介します。
座面は肌当たりが柔らかく冷っとしないスギ。こちらも座禅と正座の座り方を取り入れたものです。
深く座ることで、背の極厚の本革がしっかりと骨盤をサポートしてくれます。
また浅く座ることで、ダイングテーブルでの食事や在宅ワークでの少し前屈みの姿勢でも無理なく美しい姿勢で座れます。
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※当日選ぶ木の厚みにもよりますが、座面高の目安は、Hiタイプ:43~48cm 、Loタイプ:30~35cmぐらい。
■使う道具:のこぎり、電動ドリル
(道具の使い方からお教えしますので初めての方も大丈夫)
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本物の素材でつくる心地よい暮らしを目指し、静岡を拠点に家具を中心とした住まうための道具を企画・製作している「すまうと」。その代表でもある野木村さんをご紹介します。
【プロフィール】
野木村 敦史 Nogimura Atsushi
すまうと代表 デザイナー・家具職人・構造エンジニア
2005年、東京国際家具見本市 SOON JDN賞受賞、2008年、Good Design賞受賞、2009年、100%Design PREMIO受賞。
日本大学大学院理工学研究科海洋建築工学卒業後、日本鋼管工事(株)に入社。30歳で家具職人を目指し飯能高等技術訓練校木工科へ進む。卒業後、家具職人の街・静岡へ家族とともに移住。独立を前提に市内にある木工会社に就職しさまざまな家具を製作。36歳の時に企画デザインから製作までをものづくりとした会社 NOGIMURA company(のちに「すまうと」に改名)を設立。
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